第3回設計課題「ラックピニオン昇降装置」
今回は、ロボコンでもよく使用される直動機構の中でも比較的簡単なラックピニオンを用いた昇降装置を設計してもらおうと思います。
完成図
材料
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ローラースライドレール(幅25mm、長さ320mm)(1個) (こちら からダウンロード)
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DR成形フレキラック(モジュール1、長さ2000mm)(1個) (こちら からダウンロード)
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歯数20 平ギア(モジュール1)(1個) (こちら からダウンロード)
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Tamiya Geared Motor(1個) (前回の設計課題で作成したもの)
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80mm × 66mm アルミ板(厚さ3mm)(2枚)
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10mm × 10mm アルミ角柱(長さ320mm)(1本)
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外径6mm 内径3mm スペーサー(長さ36mm)(4本)
手順
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アセンブリ1:ローラースライドレールをMiSUMiからダウンロードする(ダウンロード方法は こちら を参照)
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直動運動ができるようにアセンブリ1に固定と合致を施す
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部品1:10mm × 10mm アルミ角柱(長さ320mm) を設計する
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部品1の適当な4箇所に穴(直径4.2mm)を開ける
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以下の画像のように、アセンブリ2のファイルを作成し、アセンブリ1と部品1を4箇所の穴で合致させる(合致自体は2箇所で良い)
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部品2:フレキラックをMiSUMiからダウンロードする
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フィーチャーの押し出しカットを用いて部品2を長さ320mmにカットする
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アセンブリ2を開き、部品2を以下の画像のように合致させる
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部品3:80mm × 66mm アルミ板1(厚さ3mm) を設計し、以下の画像のようにスケッチし、必要箇所に穴を開ける
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部品4:80mm × 66mm アルミ板2(厚さ3mm) を設計し、以下の画像のようにスケッチし、必要箇所に穴を開ける
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部品5:外径6mm 内径3mm スペーサー(長さ36mm) を設計する(以下の画像のような簡易的なもので良い)
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部品6:歯数20 平ギアをMiSUMiからダウンロードする
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アセンブリ2に部品3〜6、及び第2回設計課題で作成したモーター部品7:Tamiya 380K75を挿入し、以下の画像と完成図を参考にしながら合致させる
注意事項
- 手順5において、アセンブリ1を選択し、右クリックして「サブアセンブリをフレキシブルに設定」を選択するとアセンブリ2においてアセンブリ1を動かすことができるようになる (ただし、アセンブリ1が正しく合致できていなかった場合、アセンブリが崩れてしまうので注意)
- 「フィーチャー認識を続行しますか?」というメッセージが出たときは、「いいえ」を選択すること (パソコンの性能によってはフリーズしてしまい、保存していないCADデータが消えてしまう危険があるため)
* 難しくて先に進めない場合は遠慮なくDiscordで質問してください!